ニール・サイモンの愛と笑いが冴える
10/10(木)14:00開演・舞台「裸足で散歩」の出演者インタビューが到着しました。
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加藤 この『裸足で散歩』は、もっと多くの人に届けたいという思いになった作品でした。ポール(加藤)とコリー(高田)の新婚夫婦が喧嘩をする中で、相手を受け入れることなど大切なことが描かれていて。しかもそれが、笑いとともに柔らかくしっかり伝わるのが感じられて、僕たちもパワーをもらえたんです。
高田 私自身は前回が初舞台でがむしゃらに全部を出し切った感じだったので、前回を超えなきゃいけないと思うとプレッシャーです(笑)。
戸田 40年前にコリー役を経験した私からすると、セリフ量もやることも多くて初舞台で挑戦するにはとんでもなくタフな役だったと思うんです。でも、それを乗り越えられたことは絶対に力になっていると思います。
高田 戸田さんのママが本当にチャーミングだったので、その娘としては、前回もそうでしたが戸田さんからいろいろ盗んでコメディエンヌになって(笑)、さらに愛らしいコリーになりたいです。
松尾 登場人物がみんな愛すべき人なんですよね。僕が演じる、口からでまかせを言っているような怪しむべき人物であるヴェラスコさんですら(笑)。
福本 僕は今回から参加させていただきますが、電話工事に来た男として冒頭に登場するので、最初に「これは存分に笑っていい話ですよ」というサインを送れたらなと思っています。実は僕は中学生の頃からニール・サイモンが好きで、それが喜劇をやるきっかけにもなったんですけど。コメディの王道を演じられることにやりがいを感じています。
加藤 王道の脚本だからこその難しさももちろんあります。60年代のニューヨークの2月、階段のないアパートの最上階の一室で繰り広げられているお話なんだという説得力をいかに持たせるかとか。
戸田 携帯電話のない時代の古き良きニューヨークの雰囲気が、もっと色濃く出せたらいいなと思うんです。そこで七転八倒している日常の面白さを上質に出せたらなと。
松尾 アナログなところで誤解や行き違いが起こるこういう世界観は、今の時代に得難いものでもあると思います。
加藤 とても素敵な戯曲なので余計なことはせず、でも、役者が表現するからこそ出る面白さを、また稽古で発見していきたいです。
戸田 そしてそれを全国の方にお届けする。初めて舞台を観る方にも演劇を好きになってもらえるように一生懸命努めたいと思います。
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「裸足で散歩」公式ホームページ